とくに太ったわけでもないのに、最近二重あごが気になるという方。
これは老化のサインかもしれませんよ。

下を向いたときに二重あごになったり、輪郭がぼやけてしまったり。
顔が大きく見えてしまうのも、スタイルが悪くなったように見えてしまうので困りものですね。
また、二重あごは太って見えるだけではなく、老けて見える原因のひとつでもあります。
いつまでも若々しくいるために、今すぐすっきり引き締めたいものですよね。
ここでは、
- 二重あごになる原因
- 二重あごにならないようにするための対策
をお教えしていきます。
1日5分以下でできるあご下の無駄なお肉を解消するエクササイズも紹介するので是非実践してみてくださいね。

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ダイエットは無意味?二重あごの本当の原因
あご回りのお肉って、顔の目立つ部分だけにとっても気になりますよね。
それが嫌で慌ててダイエットしたことがあるという経験はありませんか?
でも、ある程度大人になってくると、なかなか痩せてくれないのもこの部分。
あごはどうしてこんなに痩せにくいのでしょうか?
これは、加齢により、顔の脂肪が下がってあごの周りにたまるせいかもしれません。
40歳頃になると、誰にでも起こりうる症状です。
また、あごのラインを押してみて奥がゴリゴリしたりしませんか?
これはセルライトがたまっていると考えらえます。
セルライトは、脂肪組織の周りに無数の線維が絡みついて、でこぼこと固まってできます。
比較的落としやすい内臓脂肪と比べて、落としにくい皮下脂肪となってしまうのです。

食事制限のみのダイエットを繰り返している人ほど、セルライトは溜まりやすい状態になっています。
生活習慣の見直しや、表情筋のトレーニングなどを取り入れて、根本的な解決を目指したいですね。
ダイエットでは落ちないあごの肉のたるみの原因は主に「加齢による筋肉の衰え・脂肪のたまり・むくみ」です。
ですが、
あご周りの筋肉なんてどうやって鍛えるのか分からない!
どうやってあごの脂肪やたるみだけ取れるの?
という人もいるのではないでしょうか?
ここからは毎日できる簡単なトレーニングや対策方法をご紹介していきたいと思います。
毎日たった5分!二重あごを撃退するおすすめの改善・対策方法
筋肉トレーニングやマッサージと聞くと面倒なイメージを持つ方もいるかもしれません。
ですが、ここでご紹介する顎肉解消のメソッドはどれも5分以下でできるものになります。

たったこれだけで二重あごに効果抜群!表情筋トレーニング
顔には、目や鼻、口を動かすためのとても薄くて小さな筋肉が集まっています。
これが表情筋と呼ばれる筋肉です。
日頃から顔の表情筋をあまり動かしていないという方は、要注意です。
表情筋をしっかりと動かしていないと、顔の筋力が不足して、たるみが加速してしまいます。
また、年齢を重ねるごとに筋力は落ちていくので、顔の脂肪がどんどん下がって顔の下、つまりあごがふくらんできてしまいます。
表情筋を簡単なトレーニングで鍛えていくことで、顔のむくみや二重あごを撃退できます。
鍛える部分はこの3か所です。
- 口周りの筋肉
- 首の筋肉
- 舌の筋肉
これらの筋肉は小さいため、鍛えられるのも早く、即効性が感じられると思います。
次に説明する動作を1日1回実践してみましょう。
口周りの筋肉トレーニング
ひらがなの「あえいうえおあお」を、笑顔を作り、口角を上げながら1文字ずつ発声していきます。
一言1秒くらいずつかけるつもりで声に出してみましょう。
声に出すことで、話し声も美しくなるのでおススメです。
発声トレーニング(所要時間2分)
- あ・え・い・う・え・お・あ・お
- か・け・き・く・け・こ・か・こ
- さ・せ・し・す・せ・そ・さ・そ
- た・て・ち・つ・て・と・た・と
- な・ね・に・ぬ・ね・の・な・の
回数は3セットを1日1回おこなうことを目安にしてください。

普段あまり表情を動かさない人ほど、このトレーニングをすると口元のだるさを感じるかと思いますが、それこそが表情筋が鍛えられている証拠です。
この口周りの筋肉のトレーニングをすると、頬の脂肪が下に落ちるのを防ぐことができます。
口の横からあごにかけて引き締めると同時に、口周りの運動にもなり、あごのたるみとむくみも解消されます。
首と舌の筋肉トレーニング
口周り以外に首や舌の筋肉の衰えも二重あごの原因になります。
まずはフェイスラインを保つための首と舌の筋肉についてみてみましょう。
首の筋肉
二重あごになるとダイエットや顔の表情筋のトレーニングだけをしがちですが、この筋肉もしっかりと鍛えることが、美しいフェイスラインを手に入れるコツです。
舌の筋肉
この筋肉が衰えると舌骨の位置が下がってしまい、二重あごや顔のたるみの原因となってしまいます。
舌骨筋を鍛えると、舌骨の位置の下がりが修正され、二重あごの改善に繋がります。
また、広頚筋を鍛えることで、首から顔にかけてのフェイスラインが整えられ、首のしわやたるみも解消されます。
首と舌の筋肉トレーニングのやり方(所要時間3分)
- 顔を上に向けて天井を見て10秒キープ(5回繰り返す)
- 口を開けて舌を根元からグンと真上に突き出して5秒キープ。限界まで上に突き出したら力を抜く(10回繰り返す)
- いったん口を元にもどし、次に「いー」と「うっ(のどを絞める)」の口をする(10回繰り返す)
①~③の動作の1セットを1日1回おこなうことを目安にしてください。
繰り返し回数はやりやすいように調整してもOKです。

効果は2週間目から実感できる
二重あごに効果のあるこれらの表情筋トレーニングは、早ければ2週目ごろから効果が実感できます。

もちろんあごのたるみの程度や、個人差はあるので、すぐに変わらないという場合も諦めずに、3ヶ月は続けてみてください。
なぜかというと、筋肉の生まれ変わりのサイクルが3ヶ月だからです。
しつこい二重あごを撃退して、美しいフェイスラインを手に入れられると思えば、案外短い期間ではありませんか?
お風呂に入っているときや、寝る前に実践するのを習慣化してしまうのが、成功への秘訣です。
毎日たった5分以下でできるトレーニングですので、ほんのちょっとだけ頑張ってみましょう。
むくみの解消にはリンパマッサージと食事が効果あり
二重あごの原因は筋肉の衰えだけではありません。
リンパが滞ることでおこるむくみにより、顎の下に脂肪がついてしまいます。
いつもむくんでいる状態になると、脂肪はやがてセルライトの塊に変身します。
顔痩せのためには、慢性的なむくみを起さない事が大切です。
リンパの流れを良くし余分な脂肪を分解するマッサージは二重あごの解消に役立ちます。
しかも、やり方はとても簡単!
スキンケアのついでに、リンパマッサージをする習慣をつけましょう。
リンパマッサージで顔のむくみを解消しよう
スキンケア商品を使って、簡単リンパマッサージに挑戦しましょう。
指の滑りを良くするものなら、乳液でもクリームでも美容液でも何でも構いません。
専用クリームを購入する必要はなく、普段使っているスキンケア商品で十分対応可能です。
フェイスラインや頬、首などに適量塗ってからリンパマッサージを行いましょう。
リンパマッサージのやり方(所要時間3分)
- 少しうつむいてから両手の中指と人差し指であごをはさみ、顎から耳下をさする(10回繰り返し)
- 顔を正面に戻し両手の親指を顎の下にあてる
- 顎から耳下までをさすって中指と人差し指で耳下のリンパ節を5秒間押す(3回繰り返す)
- 両手を交互に首筋を下へ向かってなぞり、鎖骨の下のリンパ節を刺激する。(10回繰り返す)
肌に負担をかけない程度の強さで行ってください。
リンパマッサージの所要時間は3分以下ですので、ぜひ毎日の習慣として定着させてくださいね。
顎がむくんでしまう理由
顔がむくみやすい人は、あごもむくんでしまい、太って見えてしまいます。
とくに病気の症状ではない場合、顔のむくみで考えられるのは血流不足です。
血液が水分を全身に回しているのですが、血流不足に陥ると、血管から水分が過剰にしみ出して回収できず、そこにたまってしまうことでむくみが起こります。
この場合、いくらダイエットを頑張って体が痩せても顔だけパンパンになってしまい、二重あごの改善には繋がりません。
普段の生活で、こんなことに当てはまるという方はいませんか?
- 塩分の多い食事をしている
- お酒をよく飲む
- カリウムが不足している
- 血流が悪い
- 冷え性で悩んでいる
- 運動をほとんどしない
これらに心当たりがある人は、むくみによる二重あごを疑ってみましょう。
むくみは放置しておくと、セルライトの原因にもなって皮下脂肪を落としにくくなってしまいます。
しつこい二重あごに悩んでいる方は、生活習慣の面も見直してむくみを解消することが大切です。
マッサージにプラスしてむくみを防ぐために栄養を摂取することでより効果が高まります。
カリウムには塩分を排出する働きがありますので、むくみの解消に効果的です。
むくみにおすすめの食材
栄養成分はやはり食事から自然に摂取するのが理想的です。
顔痩せを目指すあまり、サプリメントなどで摂取し過ぎると、高カリウム血症や胃痛を起こしますので注意しましょう。
生活習慣を改善!二重顎になる悪い癖とは?
何気ない生活習慣や行動の癖のなかに、顔のたるみになりやすいものがあるのをご存知ですか?
毎日リンパマッサージなどのケアを行っても、顔のたるみをつくりやすい習慣を知らず知らずのうちに続けていては台無しです。
顎の余分なお肉をなくすために、気を付けたいポイントをご紹介します。
正しい姿勢で生活する
正しい姿勢を保つことは二重あごの防止に一番大事なです。
悪い姿勢に慣れている人もも気づいたら正すように気をつけましょう。
姿勢が悪いとあごがたるむ理由
一般的に、頭の重さは5㎏もあると言われています。
これは、正しい姿勢がとれていれば体全体で支えられる重さなのですが、姿勢が悪いとそうもいきません。
頭を前に突き出したような猫背の姿勢を長く続けていると、顔の皮膚や筋肉が重力に負けてたるんでいきます。
また首にはリンパ管や太い血管などが通っていますが、猫背になっていると、重たい頭を支える首周辺の血流が悪くなってしまいます。
それによって、リンパの流れが滞り、顔のむくみや二重あごができてしまうのです。
正しい姿勢を保つコツ
正しい姿勢を保つコツは、いつも頭が背骨の上に乗っかっている意識を持つことです。
自然と背骨が伸びますし、体全体で頭の重さを支えることになりますので、顔のたるみを防げるうえに、二重顎の予防や改善にもなります。
いつも良い姿勢でいようという意識がまずは重要です。
姿勢の悪い人は猫背になりがちです。
猫背の人は背筋が鍛えられていないので、最初は正しい姿勢でいることをツライと感じるかもしれません。
しかし、ここで諦めず、猫背に戻っているのに気付いたら、すぐに背筋を伸ばしましょう。
それを繰り返していくうちに、正しい姿勢でいることのほうが普通の状態になります。

正しい姿勢をマスターしたら、日常生活の悪い癖の改善を目指します。
体を歪ませる原因となるのが、“足を組んで座る”、“バッグをいつも片方の肩にかける”といった何気ない行動です。
二重顎の改善には、無意識にしてしまいがちな行動の癖を直していくことも大切です。
よく噛んで食事をする
二重顎の原因として、現代人は柔らかい物を食べる機会が増えたことが挙げられます。
噛む回数が減ったり噛む力が弱まったりすると、顎の筋肉が衰えます。
食事のときは意識して固い物を食べる、よく噛んで食べるなど、噛む回数を増やし顎の筋肉を鍛える生活習慣をつけると、二重顎が改善されやすくなります。
硬めの枕を使う
頭の形によって形状が変わる柔らかい枕は、とても寝心地が良く愛用されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、フェイスラインのたるみを解消したいのならば、柔らかい枕はNGです。
なぜなら、頭が枕に沈むことによって、自然と首が上を向きます。
すると、顎の下から首についている筋膜が伸びた状態になりますね。
この状態のまま何時間かが経過する生活を送っていると、筋膜が持っている本来の収縮力が弱まり、起きている時もたるんだ状態になってしまいます。
また、頭と首が一緒に沈み込む枕も好ましくありません。
就寝中はずっと下を向いた姿勢でいることと同じになってしまうため、これもまた顔のたるみの原因となります。
オススメな枕は、頭と首をしっかりと固定できるくらいの硬めの枕です。
できれば顎が若干上がるタイプのものを選びたいところです。
寝るときは仰向けになって!
うつぶせで寝たり、いつも左右どちらかを下にして寝る癖はありませんか?
顎が下になった姿勢で寝ていると、二重顎や首の皺などの原因になります。
寝るときはいつも仰向け、を心がけてくださいね。
スマホやデスクワークは控えめにする
スマホを使うときには、猫背になって首を突き出してしまいがちです。
なかなか美しい姿勢でスマホを使っている人は見かけません。
これが二重あごの原因にもなっているとしたら、怖いですよね。
でも、実際にこの姿勢で何時間もスマホを使っている方はたくさんいます。
スマホを使うときは口角も下がってしまうので、あご周りの筋肉はほとんど使われていない状態です。
二重あごを気にしているならば、こんな姿勢の悪さにも気をつけてスマホを使っていきたいですね。
刺激の強いたるみ防止グッズは使わない
顎のたるみを改善するためのグッズは数多く販売されています。
しかし、なかには改善どころか顎のたるみを悪化させてしまうようなものもあります。
例えば、あまりに刺激の強いものは逆効果になります。
強引に皮膚を引っ張れば一時的にむくみが解消されたように見えますが、実は皮膚を伸ばしてしまうことで、顎のたるみを悪化させてしまうんです。
安易なグッズに走ることなく、まずは表情筋をしっかりと鍛え、たるんだ部分の引き締めをはかりましょう。
たるみにおすすめのアイテムは?
アイテムを使うなら美顔器が刺激がなく良いです。
美顔器ではヤーマンのRFボーテ『フォトPLUS(プラス)』が表情筋ケアができておすすめです。
ラジオ波であたためて筋肉をウォームアップした後、EMSの電気刺激で筋肉を動かし引き締めます。
他にも毛穴ケア、目元ケア、引き締め、エイジングケア、リフトケア、うるおいなど機能も多く使えます。
医師もおすすめで雑誌やSNSでの人気も高いです。
脂肪吸引しなくていい?美容外科で顎痩せする方法は?
どうしてもあごのたるみが改善せずに美容外科の施術を考えている人もいるかもしれません。
美容外科といえば、脂肪吸引手術をするというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、最近では顎痩せの場合、切らない注入系の整形施術を受けることが可能です。
ただし、リスクや副作用など思わぬ症状が出てしまうこともありますので、医師から十分な説明を受けたうえで、施術を受けるかどうか決めてください。
美容外科で顎痩せする方法をご紹介します。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、ダイエットにも効果がある施術で、余分な脂肪を溶かす働きをしてくれます。
顎の周囲に脂肪溶解注射を打てば、脂肪細胞が減り、溶解した脂肪を自然に排出させられます。
脂肪を溶かしてしまうので、リバウンドしづらい方法とも言えます。
しかし、何度も施術を受けなければならないケースが多く、予想以上の費用がかかってしまうといったデメリットもあります。
ボトックス注射
顎の両脇や、エラが張っている人にはボトックス注射が向いています。
エラを削る大手術をしなくても、顎の脇の部分を小さくできます。
注意点としては、ある程度年齢を重ねた方の場合は、ボトックス注射でエラ部分の筋力まで奪うことになるので、もともとたるみやすかった顔の皮膚が、ますますたるんでしまう可能性があります。
輪郭注射
医療用ハーブを注入する輪郭注射は、血流を促進させることで脂肪を燃焼させ、溜まった老廃物を体外に排出します。
皮膚の引き締めやむくみの解消にも効果が期待でき、たるみやむくみといったリスクを防ぎつつ効果的な顔痩せができます。
ヒアルロン酸の注入
顔の皮膚のたるんだ部分にヒアルロン酸を注入し、ふくらみを持たせることでたるみをとります。
ヒアルロン酸の注入は、一般にも広く知られている方法ですね。
たるみだけではなく、顔のシワを伸ばすためにもよく行われます。
メスを入れずに済むので、気軽に受けられるリフトアップ方法として人気があります。
効果の持続期間は、半年~数年程度と言われていますので、この点がデメリットでしょう。
まとめ
フェイスラインが美しい女性は若々しく見えます。
たっぷりお肉がついてしまった顎でも、リンパマッサージや正しい姿勢を身に着けることで、徐々に顎痩せできますので、あきらめず気長にケアを続けてください。
セルフケアはコストもかからずお財布にも優しい方法です。
また、表情筋を鍛えることも顎痩せには大切です。
一番自然なエクササイズは、“よく笑う”、“感情をしっかりと表情に出して表現すること”だと思います。
あなたの周りにもよく笑い表情が豊かな女性がいると思います。
自然と顔の筋肉が鍛えられると、とても魅力的な表情になりますよ。
