ハイドロキノンという成分を知っていますか?
別名、肌の漂白剤とも呼ばれるほど、シミに絶大な効果のある成分なんですよ。

ですがその効果の高さ故に、使い方を間違えると逆にシミが悪化したり注意も必要なんです。
この記事では、
- ハイドロキノンの効果
- ハイドロキノンクリームを選ぶポイント
- おすすめの市販ハイドロキノンクリーム
- ハイドロキノンで改善できるシミの種類
- 副作用や対処法
- 絶対押さえておきたい正しい使い方
について詳しく紹介していきます。

早速確認していきましょ!

ハイドロキノンってどんな成分なの?
そもそもハイドロキノンってどんな成分なのでしょうか?
とっても気になりますよね。
ハイドロキノンは、イチゴやコーヒー、麦芽、紅茶などの天然にも存在する成分です。
写真の現像にも使われているのですが、現像していた人の肌が白くなったことから美白作用があることが発見されました。
皮膚を紫外線などによる損傷から守る作用を持っています。
もっと詳しく言うと、メラニン色素を作る「チロシナーゼ」という酵素を抑制して、メラニンを還元してくれるのです。
ビタミンCやアルブチン、コウジ酸よりも10~100倍もの美白作用があるとも言われています。
そんなハイドロキノンですが、2001年に薬事法が改正されるまでは、医薬品としてしか使うことができなかったんです。
今は化粧品にも配合することができるので、手軽に入手することができます。

シミ改善には断然おすすめよ

ハイドロキノン入りの化粧品を選ぶポイント
ハイドロキノンはその強力な美白効果から、肌への負担も気になるもの。


ハイドロキノンの配合率と濃度に注目!
ハイドロキノン入りの化粧品を選ぶ際に注目したいのが、その配合率と濃度です。
何%入りと書かれているものがあって、どれを選べばいいのかわからないですよね。
とにかく配合量が多いものを選べばいいというわけではありません。
あまり配合量が高いものを最初から使うと、肌に負担になる場合も多いのです。
逆に、あまりにも配合量が少ないものを選らんでも、思うような美白効果が得られないです。
ハイドロキノンが初めての方は、まずは低濃度のものから試してみましょう。
目安としては、初めてハイドロキノンを使う人は、2%前後までのものを選ぶといいです。

ハイドロキノンは国産のものを選ぼう
ハイドロキノンは、海外の個人輸入の業者からも購入することができますが、安全性や濃度に注意が必要です。
海外製のハイドロキノンのクリームは、とても濃度が高いものがあるので、肌への負担が大きいです。
美白効果を求めるあまりに、肌の炎症を起こしてしまっては、元も子もありません。
その点、国産のハイドロキノン入りのクリームは、保湿成分や肌の炎症を抑える成分が入っているので、負担も少ないです。

選ぶ際にはハイドロキノン以外の成分にも注目
ハイドロキノン入りの化粧品を選ぶ際には、ハイドロキノン以外に配合されている成分にも注目するといいです。
シミができてしまうということは、肌本来の機能が損なわれている可能性が高いです。
ビタミンA、ビタミンCといったお肌を整える美容成分や、ビタミンC誘導体やプラセンタなどの成分もあるとより美白に効果的です。
ハイドロキノンで今あるシミにアプローチしつつ、シミになりにくい肌を作っていきましょう。

継続しやすい価格の化粧品を選ぼう
ハイドロキノン入りの化粧品は、効果は高いのですが、それを実感するまでの時間が少々かかります。
ですから、続けて使うことがとても大切になってきます。
高いものが必ずしも良いというわけではないので、自分にとって使いやすい価格のハイドロキノンを購入するのがおすすめです。

トライアルがあるものを選ぶ
ハイドロキノンは強めな成分のため、合わない人も一定数います。
市販のハイドロキノンクリームは肌に優しいものも多いですが実際に使ってみないと分からないところもあります。
その場合はトライアルや返金保障のある商品を選ぶとお試ししやすいです。

おススメの市販ハイドロキノンクリーム3選
数あるハイドロキノン入りの化粧品の中から、安全性・効果・コスパの高いものを厳選しました。
それぞれに良さがあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ビーグレンQuSomeホワイトクリーム1.9
ハイドロキノンはとても効果があるのですが、肌に浸透しにくいという特徴もあります。
ビーグレンのQuSomeホワイトクリーム1.9は、国際特許もとっている浸透テクノロジーとハイドロキノンを融合。
肌の必要な箇所までしっかりと成分が届き、じっくりと働くので、美白効果も格段にアップしました。
ハイドロキノンの配合率も1.9%とマイルド。
また、ハイドロキノンの効果をサポートする3つの美容成分も配合されていて、肌の底力を上げてくれます。
- βホワイト…肌の明るさを保つ成分
- TGP2…肌の透明感を高める成分
- ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸…肌にくもりを寄せ付けない成分
ビーグレンの良いところは他にも。
公式サイトで初めて購入した場合、肌に合わなかったり、効果が実感できなかったりしても、365日の返金サポートがあります。
それだけ商品に自信があるということですね。
またトライアルセットにあるビタミンC誘導体のCセラムもかなり優秀で一緒に使うとよりシミへの効果が期待できます。
ビーグレンQuSomeホワイトクリーム1.9の口コミ
肌のトーンがあがった
1週間だけでも肌がワントーン明るく見えて家族にも白くなったといわれました
浸透力がすごい
ぐんぐんお肌に浸透してくれるのでシミの薄くなるスピードも速く使いがいがあります
口コミでは、色々な美白化粧品を使ってきたけど一番効果を実感できた、肌が綺麗になったという声が多かったです。
私が使ったところ、翌朝のハリにまず驚きました。

使ってすぐに変化を感じたのでお肌への即効性も実感できます。
アンプルール ラグジュアリーホワイト
国際的評価機関であるモンドセレクションの金賞・最高金賞を受賞しているアンプルール。
ラグジュアリーホワイトのシリーズは、アンプルール独自の成分である「新安定型ハイドロキノン」を採用しています。
これによって、光や熱に弱いハイドロキノンが劣化しないようになり、肌への刺激も少なくなっています。
さらに、スクワランやコラーゲンなどの保湿成分のほか、プラセンタエキスも配合。
ハイドロキノンとの相乗効果で、白く透き通った肌が期待できます。
ハイドロキノンの配合量は1%と少な目なので、初めてハイドロキノンを使うという人にはおススメです。
6,500円相当のトライアルキットが、初回1,890円(税込)で頼めるというのもうれしいポイントです。
アンプルール ラグジュアリーホワイトの口コミ
トラブルなく使える
他のハイドロキノンクリームだと肌荒れしたけどほとんど刺激なく使えます
シミが薄くなった
使用1ヶ月で気になっていた頬のシミが輪郭がぼやけて色が薄くなってきました。
口コミでは、敏感肌でも肌トラブルもなく効果を実感できる、少しずつ確実にシミが薄くなるというようなものが多かったです。
私が使ったところ、お肌に優しくしっとり保湿してくれると感じました。
ハイドロキノンの濃度が薄いぶん、プラセンタなどの美白成分も入っているので顔全体に使えてお肌にも嬉しいです。

プラスナノHQクリーム
ハイドロキノンが4%と、高濃度なプラスナノHQクリーム。
顔全体への使用ではなく、ポイント集中ケア用のクリームです。
ハイドロキノンがとても酸化しやすい成分であることから、1ヶ月で使い切れるサイズになっています。
ハイドロキノン以外の成分としては、以下の3つを主に配合しています。
- レスベラトロール…肌のキメを整え、ツヤを与える成分
- アスタキサンチン…製品の酸化を防ぎ、安定化させる成分
- リン脂質…肌なじみが良く、肌の角質層まで集中的にアプローチする成分
ハイドロキノン自体ナノ化されているので、肌に浸透いやすいのも特徴です。
プラスナノHQクリームの口コミ
最初は赤くなったけど
最初は赤くなってその後シミが濃くなって不安になりましたが使い続けるうちにシミが薄くなってきました
実感が早い
使って1週間の割と早い段階で少しシミが薄くなったような変化を感じました
口コミでは、白斑や赤みなどの肌トラブルがあったという声もありましたが、シミが一度濃くなる好転反応の後に効果を実感できたという声が多くありました。
私が試したところ、やはりハイドロキノンの濃度が高いので少しヒリヒリしました。
すぐにおさまったのですが敏感肌の人は注意して使ったほうがいいと思いました。

ハイドロキノンで消せるシミの種類は?
一口にシミといっても、さまざまな種類があります。
ハイドロキノン入りの化粧品で消せるシミとしては、
- 老人性色素斑
- 肝斑
- そばかす
- 炎症性色素沈着
が挙げられます。


老人性色素斑
これまでに浴びてきた紫外線の積み重ねでできてしまうのが、老人性色素斑です。
30~40代ごろから現れるため、老人性と呼ばれていますが、早い人だと10代の後半から現れます。
薄い茶色から濃い茶色のシミで、肌との境界線がはっきりしているのが特徴です。
一般的にシミと呼ばれ、多くの人が悩んでいるのはこの老人性色素斑のことです。
肝斑
30~50代の女性に多く見られるシミで、ピルの服用によっても発生しやすくなっています。
茶色から灰褐色のシミで、頬骨のあたりに左右対称にできるのが特徴です。
そばかす(雀卵斑)
遺伝による先天的な要因と、紫外線による後天的な原因の2種類あるのが、このそばかす(雀卵斑)です。
紫外線に当たりすぎたり、顔を強くこすり過ぎたりすることで、メラニン色素が濃くなります。
鼻のあたりにできる小さな斑点です。
炎症性色素沈着
ニキビや日焼け、虫刺されなどが原因でできてしまうシミです。
時間の経過とともに薄くなる傾向がありますが、人によっては消えにくい場合も。
ハイドロキノンの副作用とその対処法は?
肌のホワイトニング効果がとても高いハイドロキノンですが、刺激も強く、肌に負担をかける可能性もあります。
使用する前に、その副作用と対処法を知って、安心して使えるようにしたいですね。


肌のかゆみや炎症
ハイドロキノンの濃度が高すぎる場合や、そもそも肌にハイドロキノンが合わない場合に、かゆみや炎症が起きます。
使用して24時間以内に出るケースが多いですが、使用期間を問わずに出ることも。
対処法は、かゆみや炎症が出たら、症状が収まるまで使用を中止することです。
症状が重い場合は、我慢せずに皮膚科を受診して医師の判断を仰ぎましょう。
白斑
ハイドロキノンは肌の漂白効果が高いですが、長期に渡って使用すると肌の色が白く抜け落ちる白斑という症状が起きてしまいます。
濃度が5%以下ならば起きにくいとも言われていますが、間違った使い方をすると発生のリスクが高まります。
ハイドロキノンクリームは、3ヶ月使ったら1ヶ月は必ず休みを取るようにするといいです。
白斑が現れた場合は、すぐにハイドロキノンの使用を中止し、皮膚科の受診をしてくださいね。

シミが悪化してしまった
ハイドロキノン入りの化粧品は、夜に使用するのが基本です。
ハイドロキノンは光で構造が変化して光毒性を持ってしまうので、塗ったまま紫外線を浴びると逆にシミが濃くなります。
朝にハイドロキノンを使用する場合は、必ず紫外線対策をしたほうがいいです。
昼間は室内にいるという方も注意が必要です。
窓からも紫外線は入ってきます。
SPF20以上の日焼け止めクリームを使うことが必須です。


副作用と好転反応の見分け方は?
新しい化粧品などを使った場合、一時的に調子が悪くなることがあります。
これを好転反応と呼びます。
ハイドロキノンの好転反応としては、一時的に肌に赤みが出たり、シミが濃くなったりすることが挙げられます。
肌に合っていない副作用と好転反応は、個人差もあり非常に見分けは難しいです。
なお、ハイドロキノンにアレルギーがあるかどうかは、パッチテストで調べることができるので、事前に確認することで合う合わないはある程度判断可能です。

必ず守りたい市販ハイドロキノンクリームの使い方
ハイドロキノンを使用する際には、必ず守っていただきたい注意点がいくつかあります。
注意点を守らないと、ひどい副作用に陥ってしまうこともあります。
効果を得るためにも、必ず確認してくださいね。
使用前にパッチテストをする
ハイドロキノンは、効果が高い代わりに肌への刺激も強く、人によってはアレルギーもあります。
敏感肌の人は特に、使用前にはパッチテストをおこなった方がいいです。
パッチテストのやり方は、簡単!
step
1まず絆創膏と試したいハイドロキノンクリームを用意します

step
2腕の内側にハイドロキノンを薄く塗った絆創膏を貼ります。

あとは24~48時間以内の経過を見ます。
赤みやかゆみなどの異常が出た場合は、ハイドロキノンの濃度を下げるか、使用を控えて別の美白方法を試してくださいね。

紫外線対策は必須
ハイドロキノンを使用中の肌は、通常よりバリア機能が下がり、敏感になっています。
夜のみハイドロキノンを使用している場合も同じです。
新しいシミを作らないためにも、日中はSPF20以上の日焼け止めを塗り、紫外線対策をしてくださいね。
また、紫外線対策をしているつもりでも出来ていない場合が多いので注意です。
日焼け止めクリームは顔全体に対して500円玉大の量を塗らないと効果はかなり下がります。
さらに2時間おきに塗りなおさないと効果は持続しません。
対策としてパウダーファンデーションを塗ることで1日中UV効果が発揮できるので外出時は必ずメイクをすることが大事です。

ニキビや傷がある場合は使用しない
肌にニキビや傷などのトラブルがある場合は、悪化してしまうのでおさまってから使うようにしたほうがいいです。

スキンケアの順番を守る
ハイドロキノンクリームは肌への負担を下げるため、スキンケアの最後に使うのが基本です。
洗顔、化粧水、美容液、クリーム、ハイドロキノンの順に使いましょう。
商品によっても使う順番も違うので必ず使用方法を確認してくださいね。
例えばアンプルールには化粧水と美容液にハイドロキノンが配合されています。
また、日中使用可能なものもありますがハイドロキノンは夜のみに使うようにした方が無難です。

冷暗所に保管して使用期限を守る
ハイドロキノンは紫外線や酸素、高温で劣化してしまいます。
使用後はしっかりと蓋を閉めて、冷蔵庫といった冷暗所で保管がおススメです。
茶色く変色している場合は、劣化しているので絶対に使わないでくださいね。
商品には使用期限が書かれていますが、大体開封して1ヶ月以内に使うのが目安です。

ハイドロキノンのよくある質問
ここではハイドロキノンについてよくある質問をまとめてみました。
妊娠中や授乳中のハイドロキノンの使用は可能?
妊娠中や授乳中はハイドロキノンの使用は避けた方がいいといわれています。
ホルモンバランスの乱れで肌にトラブルをおきやすいので使用したい場合はかかりつけの医師に相談してみてくださいね。
生理中でもハイドロキノンは使用可能?
生理中にハイドロキノンは使用しても大丈夫です。
ただ、生理中は妊娠中などと同様に、ホルモンバランスの乱れによってニキビなどができやすくなります。
ニキビや肌のトラブルがある場合は、ハイドロキノンを使用を控えてくださいね。
ハイドロキノンを使用する期間は?
一般的に、ハイドロキノンは3ヶ月使用したら1ヶ月は肌を休めるようにしたほうがいいです。
ハイドロキノンを長期的に継続して使うのは、不可逆的な白斑などのトラブルの原因にもなるので注意が必要です。
ハイドロキノンの効果はいつ実感できる?
個人の体質や、使用するハイドロキノンの濃度によっても異なりますが、1ヶ月ほどで効果があらわれると言われています。
早く効果を出したいからといって、重ねづけしたり、大量に使ったりするのは、副作用の原因にもなります。
デリケートゾーンにも効果があるの?
ハイドロキノンは粘膜に付着すると、かゆみや傷みを引き起こす可能性が高いです。
デリケートな部分への使用は控えてくださいね。
ほくろにもハイドロキノンは効くの?
ハイドロキノンは、シミや肝斑には有効ですが、真皮まで達しているほくろには効果はありません。
レーザー治療など、別の選択肢を選んでみることをお勧めします。
なお、メラニンが表皮層にとどまっている茶色いほくろには、効果が出るケースもあります。
ハイドロキノンに発がん性はあるの?
高濃度のハイドロキノンは動物実験で発がん性が指摘されましたがWHOでは人に対する発がん性はないとしています。
4%以下の濃度を少量を塗布する場合リスクはありませんがなるべく低い濃度のものを選ぶことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハイドロキノンは現在美白に最強と言われているので正しく使えば気になるシミを撃退することができます。
ですが強力な成分のため、注意事項を必ず守って使用してくださいね。
私も初めてハイドロキノンクリームを使う時はビクビクしてましたが、市販のクリームは肌に優しい処方が多くトラブルなく使うことができました。
成分が強い分、効果の実感も早い気がします。
紫外線に気をつけたり、毎朝の日焼け対策など少し面倒なところもありますが、ハイドロキノンは今あるシミ対策に一番効果的なのは間違いなさそうです。

